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「誰か」になりたい私たち

「こんな顔になりたい。」

若い頃、きれいな女優やモデルさんを見て、そう思って髪型やメイクを真似して、なりきってみたこと、誰でも1度や2度はありますよね?

そして、自分ではなかなかいいんじゃないかな?なんて思うけど、ふと鏡を見た顔は理想とは似ても似つかない。。。

それで自信をなくしてしまって、「やっぱり私はブスなんだ」と落ち込む

そう、若い頃の私です。

でも、誰しもが多かれ少なかれ、通ってきた道なのでは?とも思います。

それでもきれいになりたくて、
スキンケアをしてみたり、ダイエットしたり、髪のスタイリング頑張ったり、おしゃれに気を使ってみたり。

可愛いですね。

そんな若き日の私達は、時を経て今は【ほうれい線をどう薄くするか】【たるみをどう解消するか】に必死。
女優さんなどを見て素敵だなとは思うけど、その顔に自分がなろうと努力することはなくなる。

それは無理だとわかってるから。
これって、いい意味での諦めだと思うのです。

無理
それでいい。

私は、誰かの顔になろうとするよりも、自分を見つめて、自分の中で良い顔にしていこう、という方が、とっても健全だと思っています。
いろいろなことをやってきて、年を取ってたどり着いた答え。

「自分のままでいい」

それでいいんです。

ところで、
その気になるほうれい線にしろ、若き日に目指したアイドルや女優の顔にしろ、

それがきれいだと思うのって、なんででしょう?

目が大きくて
肌がきれいで
顔がめちゃくちゃ小さい!
唇がセクシー

なんて色々理由はありますが、何でそれがいいのかな?

それは、テレビや雑誌、今ではSNSなどで

「美しいと世間的に言われている顔」

だからではないですか?

語弊を恐れずいうと、
今のメディアが取り上げる美人の顔は、平安時代では見向きもされない顔。
平安美人は、今の時代ではメディア的には主役にはなれない顔かもしれません。

平安時代まで遡らなくても、平成の美人顔、平成に流行ったファッション。
おしゃれだと思う基準は、今はちょっと違いますよね。

じゃ、どうして時代によって美しいと言われる顔は変わるのでしょうか。

それは、誰かがそれを作っているから。
自分で選んでいるきれいだと思う人も、実はかなりメディアに左右されているのかもしれません。

今、繁華街を歩いている若い子を見ると、こういう顔が流行ってるんだな、とめちゃくちゃ良くわかります。
目が大きくてぱっちりして、
顎はシュッと小さく小顔
手足も細くて芸能人みたいな人がたくさんいます。
リアルじゃなくても、SNSでもアプリの加工後の顔もみんな同じ。
同じ顔がたくさんいるのは、私から見るとなんだか異様に写ります。

韓国のアイドルが流行ってるから、みんなその顔になるのかな?

この顔がきれいなんだという先入観を置いといて、
改めて、きれいだと思う本当の理由を考えてみると、

実は顔の造形に憧れているのではないのかもしれません。
その憧れのお顔になりたいと思った理由が必ずあるはずですよね。

チヤホヤされたい
モテたい
自分を認めたい
インフルエンサーやモデルになってお金を稼ぎたい
などなど。。。

何かの理由が必ずあって、その手段として【その顔】を手に入れたいと思っているのではないでしょうか。

そのお顔になったら、
何が満たされるのでしょうか。何をしたいのでしょうか。
そしてそれは、その誰かの顔じゃなくても出来ないものなのでしょうか。

私は、ぱっちりお目々も、シュッとした顎も持ってません。
丸顔でアンパンマン。
昔は嫌いだった自分の顔。
顔のことでいじめられたこともあり、人一倍きれいになったら、もっといい人生になってたのに、という思いが強かったかもしれません。
だけど今は、もう少しこうしたいというのはあっても、この顔も悪くないな、と思います。

そう認められるようになってきて、ふと気づくと誰かの人生を羨むこともなく、
自分の人生も悪くないな、むしろ、幸せだな。
と思えるようになってきました。

芸能人のようなきれいな顔じゃないけど、
そんな顔のことはどうでも良くなって、
今あるもの、周りにいる人、環境、そして、自分自身の力
そういったことを、有り難く、恵まれてるな、と日々幸せに感じるようになりました。

他の人から見たら、それって幸せなの?と思うこともあるかもしれない。
でも、自分自身が幸せだと思っていれば、顔も人生も、それでよいのではないでしょうか。

むしろ、そっちの方が、外を見てもっともっとと足りない部分を見るよりも、
より健康的で幸せでいられるかもしれないな。

世界に一つしかない自分の顔、そして、自分の人生
足りないところもたくさんある、でも、大切に、愛してあげるのが、
メイクの腕が上がるよりも、もっと幸せになれる方法なのかもしれない。

自分の顔のいいところ、気にいるところ、ぜひ愛して認めてあげてくださいね。

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